ルート途絶で集積所滞留…避難所に届かない物資 |
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Quote 東北地方太平洋沖地震 防災 |
問題はそこから先だ。
仙台市によると、物資を集めるための基地には、かなりの物資が集まっている。その物資を避難所に届けるのは市の役割だ。
ただ、市内には、事前に計画していた避難所のほか、企業が提供したスペースや小さな集会所など、住民が集まったために自然発生的にできた避難所が続々と増えていて、そうした避難所からも「食料を送ってほしい」という要望が市に寄せられている。このため、事前に計画していた以外のルートでも物資を配らないといけないため、運送ルートづくりに時間がかかっている。
また、ガソリンが乏しいために、避難所に物資を運ぶトラックが計画通りに運行できない。さらに、給油しようとする市民の車がガソリンスタンドから車道上に列を作り、車線がふさがれているために計画通りに運べていない。
このため、仙台市の担当者は、「事前の計画を超えた想定外の地震なので、自治体の輸送用トラックにガソリンを優先的に配ることなどを国も検討してほしい」と訴えている。
福島県田村市でも同様に、「各避難所に物資を配る車を動かすガソリンが足りないし、計画の時間通りに届く物資もほとんどない」と話す。
ガソリンや、避難所で暖を取るための灯油も、メーカーは供給はしているが、ガソリンスタンドや避難所には十分には届いていない。その理由について、石油精製・元売り会社14社でつくる石油連盟(事務局・東京都千代田区)は「物流ルートの目詰まり」を挙げる。
(だいぶ略)
15日夕の時点で、孤立して救助を待っている人は約2万3300人もいる。陸自幹部が「目の前で助けを求める人がいれば、自衛官の目はどうしても人命救助に向きがちだ」と話すように、ヘリポートには物資が山積みになっていても、ヘリコプターは救助活動に優先的に使用され、避難所に物資を輸送するのは後回しになるケースがあるという。
日本海側ルートでJR、太平洋側も港がいくつか機能しつつあるけど、全然行き渡ってないようです。
NHKでも「避難所の数が予想以上に多くて行き渡っていない」と言ってました。
投稿者 viktw2 | 返信 (1) | トラックバック (0)